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ブローバーチームとコナミ、『サイレントヒル』リメイクを開発中

by Eric Oct 03,2025

サイレントヒル1 リメイク版がBloober Teamとの提携後正式発表

コナミは「Konami Press Start Live」イベントで大きな発表を行い、波紋を広げました。オリジナル『サイレントヒル』の完全リメイク版の制作です。

このリメイクプロジェクトは、高評価を得た『サイレントヒル2』リメイク版を手がけたBloober Teamによって正式に進行中です。詳細はまだ少ないものの、イベントではゲームの象徴的なロゴと特徴的なサウンドトラックをフィーチャーした興味をそそるティーザーが公開されました。発売時期については明らかにされていません。

実績あるパートナーシップの継続

このニュースは、Bloober Teamが2月にコナミと結んだIPを基にした別作品開発の合意を受けたものです。ポーランドの開発チームは前作『サイレントヒル2』リメイクの成功を受け、今度はシリーズの原点に立ち返ります。

1999年にプレイステーションでリリースされたオリジナル『サイレントヒル』は、『バイオハザード』に対抗するコナミの心理的ホラーとして登場しました。この画期的な作品は、絶えず霧に包まれた街の雰囲気、固定カメラアングル、精神的に不安を煽る物語など、シリーズの特徴を確立。プレイヤーは養女シェリルを探して想像を絶する恐怖と対峙するハリー・メイソンの役割を演じます。

『サイレントヒル2』リメイクが200万本以上の売上を記録する中、コナミが新たなリメイクを承認したのは当然の流れと言えるでしょう。IGNが2万人を対象に行った調査では、61%以上が次回作リメイクの候補としてオリジナル『サイレントヒル』を選んでおり、ファンの要望もこれを後押ししています。

「コナミはゲーム史上最も畏敬されるホラーシリーズに新たな命を吹き込めるパートナーを求めていました」とBloober CEOピョートル・バビエノは述べています。「『サイレントヒル2』リメイクでの協働は、オリジナルの本質を尊重しつつ品質向上を図れる我々の能力を実証しました」

2024年10月に発売された『サイレントヒル2』リメイクはMetacriticで86/100を獲得し、数多くのゲームオブザイヤー賞を受賞。発売数日で100万本を売り上げたと伝えられる商業的成功が、コナミのシリーズ再生計画を加速させたようです。

今回のリメイク以外にも、コナミは複数のプロジェクトで『サイレントヒル』シリーズを拡張中です:

  • サイレントヒルf
  • サイレントヒル:タウンフォール
  • 『サイレントヒル2』映画化

IGNの『サイレントヒル2』リメイクレビュー(8/10)は「ホラーゲーム史上最も恐ろしい舞台を訪れる——あるいは再訪する——最高の方法」と称賛しました。シリーズの原点を再構築する任務を任されたBloober Teamが、すべての始まりとなったこのゲームにどのようなアプローチを見せるか、ファンは今か今かと待ち望んでいます。

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